けいれんしている
最初の対応
- お子さまを安全な場所(ベッドの上や床など)に移動し、楽な格好にして、全身の動きがよく見えるようにしてください。
- 口に手や物を入れないでください。危険です。
自分の舌を噛むことはほとんどありません。 - けいれんの時に嘔吐することがあります。
吐いたもので窒息しないように顔を横に向けてください。 - 全身の状態を確認してください。時計も必ず見ましょう。
「いつから、どんな動きではじまった?」
「全身のけいれん?片側だけ?」「力が入って体が固くなった?ガクガクした?」
「いつまで続いた?」
「顔色や目の動きはどうだった?」
これは、その後の診療に非常に大切な情報になります。
その後の対応
- 5分以内にけいれんが止まって、普段の様子に戻ってきているなら、落ち着いて医療機関を受診しましょう。
当院を受診されるときは、必ず来院されてすぐにスタッフにけいれんがあったことを伝えてください。 - ・5分以上けいれんが続いている
・けいれんがおさまったと思ったらまたすぐけいれんする
・意識が戻らない、
このときは、救急車を呼ぶなどして、救急病院の受診が必要です。
お子さまのけいれんの原因は、熱性けいれんという経過のよい疾患であることが多いです。
熱性けいれんは20-30人に1人が経験すると言われています。必要な対応を事前に知っておくことはとても大切です。